2010-06-12

ドラフトまとめ(AL編)

まとめてくださったのはBAのWill Lingoさん、そこへ他のソースからの情報を追加してみました。

☆ Red Sox
新しいスカウティング・ディレクターAmiel Sawdayeの下、前任のMcLeodのようにオーバースロットを要求するような素質のある選手をピックしている。上位ピックのほとんどはピックした順位にするといい素質を持った選手だ。

2B Kolbrin Vitek (1)は今年のドラフトではヒッターとしては最高部類に入る。多分センターに移るだろう。5ツール。
すでに契約。後は身体検査のみ、のニュースあり。

OF Bryce Brentz (1s)はドラフトでは最もパワーがあるバッターの一人。
$892,000のスロットで契約したとのニュースあり。

RHP Anthony Ranaudo (1s)は肘のケガをするまではナンバー2のプロスペクトと言われていた。これで39番目は拾い物だ。レッドソックスは彼の投球の問題をすぐ直すようにするだろう。Cape Cod Leagueで投げてみてからレッドソックスと交渉するつもりでいる。スコット・ボラスがついている。

RHP Brandon Workman (2)はドラ1の素質を持つがコマンドがたまに悪くなる。本人はドラ1を期待していたので複数のチームにはもしサプリメンタルラウンドでスロット相当の金額で獲ろうとするならやめたほうがいいと言っていた。平均以上のスピードを出し、カーブボールもかなりいい。しかしスターターよりリリーバータイプと分析するスカウトもいる。

SSs Sean Coyle (3)とGarin Cecchini (4)は高校生ではトップクラスのバッター。彼も夏はどこかで野球をしてから交渉する予定。シニアでは膝の故障でほとんど試合に出ていない。7月には完治するはず。

上記3人とも7桁の契約金を要求している。

OF Kendrick Perkins (6)、RHPs Mathew Price (8)、Adam Duke (16)、Eric Jaffe (19)は同巡にピックされた選手よりはのびしろはずっと大きい。


☆ Orioles
O'sのNo. 3はビッグ3のどれかを取ればいいだけだから決断は簡単だった。

SS Manny MachadoはA-Rodと比べられていてそれはちょっと大げさかもしれないが5ツールでスターになる要素はすべて備えている。2巡がなのはハンディキャップだったがRHP Dan Klein (3)はセットアッパーとしてメジャーへは早く上がるかもしれない。OF Trent Mummey (4)はすでに磨かれたカレッジプレイヤーでツールもある。SS Connor Narron (5)は父親のJerryがメジャーリーグでプレイした経験もある。2010年高校3年生としてトップクラスと言われたがその株は落ちている。もしノースキャロライナへ行かずプロ入りするならサードへ移ることとなるだろう。Dixon Anderson (6)とClay Schrader (10)は95マイルほどのファストボールを投げる右腕投手。

☆ Yankees
ヤンキースは今年も資金力を利用して大物を狙うこともなく、簡単にスロットで契約できそうな選手をピックしている。SS Cito Culver (1)はドラ1の素質があり、スピード、肩の力もあるスウィッチヒッター。OF Angelo Gumbs (2)はバットの振りはいいがオフスピードのボールに慣れる必要がある。3B Rob Segedin (3)は腰と肩の故障から回復してカレッジではベストヒッターの仲間入りを果たした。OF Mason Williams (4)は力が今ひとつのアスリート。RHP Tommy Kahnle (5)はファストボールが97マイル。下位ピックでのギャンブルはOF Ben Gamel (10), RHP Daniel Burawa (12), LHP Evan Rutckyj (16), RHP Kevin Jacob (18), OF Kevin Jordan (19)など。

☆ Rays
レイズは高校生のポジションプレイヤーでは最高クラスの3人からピックしている。OF Josh Sale (1)はドラフトでは最高級の高校生バッター。Pacific NorthwestではTravis Snider以来、SaleはSnider以上にパワーがある。C Justin O'Conner (1)は腕の力もすごいが打力も相当だ。OF Drew Vettleson (1s)スウィッチピッチャー (?)だがスウィングはスムーズ。RHPs Jake Thompson (2)とAustin Wood (4)は腕はいいが不安定。ブルペンに回るだろう。3B Derek Dietrich (2)もいいがEvan Longoriaのポジションを押し出すとは思えない。2B Ryan Brett (3)なかなかおもしろいバッター。RHP Ian Kendall (5)は91-95マイルのファストボールを投げる。スリーパー。もしRHP Jesse Hahn (6)が健康で、OF Michael Lorenzen (7)がすべて問題を直したらドラ1の素質。

☆ Blue Jays
ドラ2までの4つのピックをすべてRHPに費やしている。Deck McGuire (1)は2週間前まで11番目まで落ちるとは思われていなかった。コマンドもよくメジャーリーグのローテーション入りは早いだろう。Aaron Sanchez (1s)とAsher Wojciechowski (1s)はどちらもドラ1の素質あり。Noah Syndergaard (1s)は逃したら補填のきかないピック。またBAでは高校生最高のレフティGriffin Murphy (2),やプレミアムアスリートのOF Marcus Knecht (3s)、SS Dickie Joe Thon (5)を取っている。3Bs Kellen Sweeney (2)、3Bs Kellen Sweeney (2)は高校生で将来有望なバッター

☆ White Sox
ホワイトソックスはカレッジピッチャーを狙うと評判だ。その通りまず4人ピックしている。BAのトップレートレフティでストライクを多く投げるLHP Chris Sale (1)は13番目まで落ちた。彼のK/BBは10/1で、プラスファストボールとチェンジアップで早くあがるかもしれない。ものすごいスティールかも。RHPs Jacob Petricka (2), Addison Reed (3)とThomas Royse (3s)はライティとしてしっかりしたピックだし、Reedはリリーフにまわれば早く上がっていきそうだ。ポジションプレイヤーはあまり将来性はないが2B Joe Terry (8) and toolsy SS Tyler Saladino (7)などがめぼしい。

☆ Indians
もしもLHP Drew Pomeranz (1)がプロのようにストライクを投げるなら彼がこのドラフトでは最高のカレッジピッチャーとなるだろう。彼のファストボールとカーブはこのクラスでは最高で、No. 2か3になる可能性がある。またドラ1並みの素質があるOF LeVon Washington (2)は去年のRaysのドラ1だった。RHPs Kyle Blair (4) と Cole Cook (5)は西地区では最高の部類に入りピッチングの層が厚くなった。

☆ Tigers
タイガースの最初のピックは3B Nick Castellanos (1s)でスカウティング・ディレクターは大喜びしていることだろう。スカウトは彼のパワーを気に入っているが契約しずらいことから下に落ちた。監督Jim Leylandの息子C Patrick Leyland (8)は10巡のうち唯一の高校生。TexasのクローザーRHP Chance Ruffin (1s)は元大リーガーBruce Ruffinの息子で早く上がっていきそうだ。RHP Drew Gagnier (7)はタイガースのL. J.、、RHP Ben Verlander (46)はJustin Verlander、Ricky Knapp (44)はピッチングコーチRick Knappn息子。

☆ Royals
全体4番目のピックは無難にSS Christian Colon (1)にいった。もしもSSに入られるならものすごく価値があるがおそらくセカンドに移るだろう。フロリダのクローザーKevin Chapman (4)はこのままペンにいればかなり早くメジャーリーガーになれるだろう。アーカンソーの2ウェイスターBrett Eibner (2)はライトピッチャー、外野もこなす。本人は打ちたがっている。ロイヤルズは彼をセンターにするつもりだ。RHP Jason Adam (5)はトップ100の才能がある。C Joe Jackson (5)はシューレス Joe Jacksonの遠い親戚。

☆ Twins
ミネソタは荒削りのアスリートはストライクを投げるピッチャーを獲る傾向にある。去年はあまりアスリートを獲らなかったので今年はSS Niko Goodrum (2)から取りに行った。多分外野に移るだろう。またピッチャーはRHP Alex Wimmers (1)、Big TenのエースとBCのLHP Pat Dean (3)
彼は04年のドラ1Glen Perkinsに似たタイプだ。一番タフなのはRHP DeAndre Smelter (14)でGeorgia Techへ行ったら2ウェイプレイヤーになることになっている。

☆ Angels
Chone FigginsとJohn LackeyをFAで失い上位ピックがたくさんあったエンジェルスは最初の3つをジョージアのKaleb Cowart (1) (ピッチャーでなくサードとして)とRHP Cam Bedrosian (1)とOF Chevez Clarke (1)を選んだ。SS Taylor Lindsey (1s)はアリゾナ州では最高の高校生プレイヤーとは見られていない。もっとも興味深いのはLHP Josh Osich (7)で、今年はTJで試合に出なかったが健康なら97マイル投げる。彼はタフな契約だろうがこのスカウトは去年Jake Lockerとの契約にも関わっている。

☆ Athletics
OF Michael Choice (1)は三振も多いがBBも多いし今年のドラフトクラスでは最高のカレッジパワーヒッターだ。それ以降はあまり典型的なA'sのドラフトをしていない。3B Yordy Cabrera (2), OF Aaron Shipman (3), 3B Chad Lewis (4), RHP Tyler Vail (5)はみんな高校生。A'sが最後に高校生を上位5位中4人取ったのは1978年。

☆ Mariners
Chone Figginsと契約したので最初のピックは43番目のTaijuan Walker (1s)まで待たないといけなかった。ウォーカーは簡単に契約できるだろうがタフなのはSS Marcus Littlewood (2)でSan Diegoへの強い進学志向がある。またLHP James Paxton (4)は去年サプリメンタルファーストラウンドで指名されたが契約していない。ボラスがいてドラフトの資格に対する心配からKentuckyでプレイすることは許されず独立のチームで春を過ごした。

☆ Rangers
チームが破産しているに伴い上位ピックはコンサバティブに行っている。15番目はOF Jake Skole (1) 、22番目はC Kellin Deglan (1)だ。スコールはGeorgia Techでワイドレシーバーとして進学が決まっている。デグランはカナダのジュニアナショナルチームでプレイしたことがある。どちらもアスリートでパワーもある。すでに契約はすることになっている。サプリメンタルピックではRHP Luke Jackson (1s) と 3B Mike Olt (1s)をピックした。RHP Jake Cole (24)をUNCから、OF Brian Ragira (30)をStanfordからプロ入りさせるのはかなり難しいと思われる。

参考リンクはここ

2 件のコメント:

YA さんのコメント...

Kaleb CowartはChipper JonesになれるならPじゃなくて3Bでも全然良いなw。1s#40のRyan BoldenはBAでランナーとして20-80 scaleで65か70ってあったけど、80くらいの選手って誰よ?。Ellsbuly並みなら万々歳だけどなぁw。
Round7のLHP Josh OsichはMLBの動画で見たけど確かに速かった!。この選手が来るならかなり嬉しいかも?。まあ、1月にTJやったからしばらく投げれないけどね。

今年のウチの記念?指名はRound25のRHP A.J. Schugelが天使スカウトの息子だけど、92,3mph出すらしいからマジメに指名しかかな?。Round47のKenny Hatcherは天使BコーチMickey Hatcherの息子ね。期待はしてないww。そう考えると、何年か前に指名したSciosciaの息子も卒業記念指名っだかなぁ(汗)。たまにあるみたいよ。

bmb さんのコメント...

80ってイチロークラス?
Jacobyのスケールいくつだったかな。昔鹿追いかけたって逸話あるからね。 Ryanにも聞いてみて。w

Osichはもう少しで百兄だわね。

コーチの息子多いね。うちは前にMillsの息子さんがいたけどドラ1でCLEにさっさと獲られてるよ。