2011-06-07

2011年ドラフトのドラ1たち 1-8

昨日のドラ1たちのスカウティングレポートです。
こういうの久しぶりだけどさすがドラ1の上位はどれもすごいわ。読んでるだけでわくわくする。

1. Pittsburgh Pirates: Gerrit Cole, RHP, UCLA
2008年にNYYからドラ1でピックされたにも関わらずそれを蹴ってUCAに進学。作戦大成功。投げる球種は3種類でそれも20-80のスケールで70点以上。フォーシームファストボールは94-97マイル、たまに99マイル。2シーム92-93。スライダーは86-90マイルでよく沈み今はチェンジアップを習得中。98-100マイルを投げるクローザーになると見るスカウトもいるがおそらくスターターになるだろう。

2. Seattle Mariners, Danny Hultzen, LHP, Virginia
高校のとき終盤評判が上がってきたがバージニア大に行くと思われていた。ARIがドラ10でドラフトしてみたが進学してしまう。即座にエースとなり2009年はオール・アメリカンに選抜。打っては打率.327、投げては9-1, 2.17 ERA。2010年はオール・アメリカンのセカンドチームに選抜。2011年にはドラ1間違いなしと思われていた。UVでは90イニング投げ9-3、1.49、131 K、15 BB。

3. Arizona Diamondbacks, Trevor Bauer, RHP, UCLA
この年のドラフトでは一番のレパートリーの持ち主。あるときファストボールは91-93マイルかと思うと95-96出るときもある。ものすごくシャープなカーブはプラスかプラスプラスだ。チェンジアップは平均以上だしスプリットフィンガー、スライダーも投げる。また「リバース・スライダー」というのももち球。

4. Baltimore Orioles, Dylan Bundy, RHP, Owasso (Okla.) HS
たまに100マイルも投げる全体としてのパッケージがそろっているピッチャー。ファストボールを打とうと構えるバッターに70マイルのカーブ、80マイルのカッター、チェンジなんか投げたりもする。カーブとカッターはプラス、チェンジは平均。ボディコントロールが素晴らしく、投球も楽に投げる。6年$30Mの契約を要求しているとの声もあるがずっと下に落ちるには才能がありすぎる。

5. Kansas City Royals, Bubba Starling, OF, Gardner-Edgerton HS, Gardner, Kan.
Starlingは2011年のドラフトではナンバー1のアスリートだピッチャーとしてはドラ1にもなりそうだしネブラスカ大の奨学金はクォーターバックとしても取っている。将来は5ツールのCFとなりDrew Stubbsのようになるかもしれない。

6. Washington Nationals, Anthony Rendon, 3B, Rice
レンドンは今シーズントッププロスペクトとして見てきたが今もそれは変わらない。だがシーズンは思ったほどではなかった。09,10年に.391/.497/.750 46 HR打った後.323/.526/.516 5 HRだった。肩を痛めていたようだ。ストライクゾーンを見る目がすごく66 BBでNACCディビジョンで1位である。スカウトは3割、25-30 HRは打てると思っている。体つきはDavid WrightのようだがそれよりスタイルはEvan Longoria、Ryan Zimmermanに近い。

7. Arizona Diamondbacks, Archie Bradley, RHP, Broken Arrow (Okla.) HS
92-95マイル、98マイルにも届くファストボールを投げる。州のプレイオフでは101マイルも記録し14 K、2ヒッターの完封を当時の全米No.1チーム相手にしている。 カーブボールもファストボールのようにものすごい。5年$20Mの要求をどのチームもまともに取っていないがQBとしてもトッププロスペクトなのでそれなりの金額が必要だ。

8. Cleveland Indians, Francisco Lindor, SS, Montverde (Fla.) HS
12才のときプレルトリコからアメリカに移民、4年後にはUSAの16Uクラブのキャプテンになっている。スウィッチヒッターでどちらからもラインドライブを打つ。守備もよくツールを備えたSS。パワーが一番の疑問点だ。

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