2008-05-25

ダニエル・バードの去年から今年まで

06年のドラ1のバードを去年のプロデビューから応援している私ですが、2007年のバードはほんとにひどかったです。どのくらいひどかったって各試合での私の感想が物語っています(≧ε≦)

6/23「Bardが素晴らしかった。BBが0!ちょっとじーんとする。」 ← 開幕2ヶ月足らずですでに期待値が落ちている

7/15「Bardはまた今日もダメダメ。同期でもいいのはどんどん腕を上げてるのに。。。一体どうなってしまうんだろう。。。」 ← 成長の遅い息子を心配する母の心境

7/31「延長で勝ったとはいえBardには心底がっかり。これからどうするんだろう。」 ← 将来への不安を隠せない

8/5「Mastersonには当然ながらものすごく注目ですがBardにもがんばってもらいたい。まだ希望をすててはいない。。。」 ← えらいぞ、私

8/11「もう使い続けるのはやめてまずはメンタルな面を克服するのがいいと思う。」 ← 見ているのがほんとに辛かった

8/16 「Bardはもういい加減ローテーションからはずしたほうがいいと思う。」 ← はずれました

8/22 「さすがに彼には期待できなくなってきた。」 ← この頃は毎回ホラーショー

8/27「ワイルドピッチなし!よく頑張ったね。」 ← 限りなく期待値が低い

9/2「相変わらずひどい内容。来年生まれ変わってくれないかかすかな希望を捨ててはいません。でも今年はだめ。」 ← 希望通り生まれ変わりました♪

と、こんだけ悪かったバードですが、レッドソックスはなんとかしないと、ドラ1で多額の投資をしているんだし、と冬にハワイアンリーグへ送り込みます。

それから現在までの記事を見つけました。


ある夜、ハワイのホテルでバードは自分のピッチングモーションを見る。まるでホラーショーを見ているかのように寒気がした。

「自分のピッチングを長いこと見てなかったけど絶対おかしいと思ったんだ。翌日ピッチングコーチのCatのところへ行き話した。彼も同じように思っていてその日からアジャストしだしたんだ。」

「ドラ1なんだからゴールは当然高い。」去年、バードはそういった。「僕のゴールはシーズンが終るまでにビッグリーガーになることだった。」「でもうまくいかなかった。」

ボストンは07年をHigh AのLancasterに送り5試合で投げて10.13 ERA、21 H、22 BBを記録する。「あのボールパークで苦しんだわけじゃない。自分が悪かったんだ。」しかしすべてバードのせいじゃない。レッドソックスは彼のデリバリーを上から投げるように変えた。バードはそれになじめずClass AのGreenvilleですら61.2 IPで56 BB、6.42 ERAを記録してしまう。

「誰のせいにするつもりはない。みんなそれがうまく行けばって思ったんだけど行かなかっただけだ。」

バードの07年の数字を理解できない選手の一人がAaron Batesだ。ベイツはバードとはカレッジ、Cape Cod Leagueで対戦している。
「去年彼は苦しんだけどあんなのは見たことなかった。彼が投げるときはいつだってすごかったんだ。」

Cat「バードはいい経験をしたいからという気持ちでハワイに来た。」Catは07年以前のバードのビデオを見てレッドソックスのピッチングコーチたちに相談する。「みんなでどのアプローチがいいかアイデアを出し合った。」

バードの肩を水平にして、腕を3/4の位置に落とすことにした。

ハワイではERA 1.08だった。ボストンはバードをブルペンにして再度Greenvilleに送ることにする。そこでは28イニングで0.64 ERA、43 K、BBはわずか4だった。ストライクを投げることを心配するより、単に100マイルにもなる4シームのファストボール、動きのある2シームファストボール、カーブ、チェンジをミックスして投げることに集中した。

「マウンドで気分よく投げられないなら自信持てるわけがない。今年はそれを見つけられた。」

Lancasterへ行く代わり、AAのSea Dogsに加わる。

レッドソックスのプレイヤー育成ディレクターMike Hazen「彼の経験と年齢、Greenvilleのパフォーマンスを見てPortlandでも行けると判断した。」Sea Dogsでは3試合でリリーフ、5イニングで8 K、1 BB、2 H、1 HRである。

スターター、リリーバーいづれかにしろボストンへ向っての軌道は修正された。
「いまはプルペンにいるので最高のリリーバーになりたいと思う。」過去のストラグルのことより今の役割について話せるのを喜んでいる。

「大事なのは去年は自分のアイデンティティが分からなかった。あれは自分じゃなかったんだ。」
「自分ではあれよりいいピッチャーだとわかっていた。それを見失わないようがんばった。」

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なかなか面白い記事ありがとうございます。
早速期待をこめて彼のベースボールカードを手に入れました。順調にいってメジャーで苦労するより、下で苦労する方が壁にぶち当たっても後でうまく行くかもしれないですね。
それにしてもHansen、Delcarmenともに06年は見るに耐えなかったけど、いい加減もう一皮むけて欲しいなあ。彼らもへたをするとBardやMastersonに押しのけられることになるかも。

bmb さんのコメント...

hubさん
Hansenは今もパーティボーイなのかな。試合中ブルペンの警備のおじさんとずっと話ししていてなんかかわいかったです。バードがメジャーデビューするときは生で見られようが見られまいが一生の思い出にしたいです。

匿名 さんのコメント...

あははは!
どん底でも見捨てられない母の気持ちが手に取るようにわかりましたわ♪
可愛い子には旅をさせろ!ですね!

bmb さんのコメント...

静ちゃん♪
今読むと笑っちゃうね。去年は試合ログ見るたんびに頭抱えていたんだよねえ。でもハワイで一皮むけてあたしゃうれしいよ。