2008-02-22

ジャコビーくんの記事 その2





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だからといってエルスベリーがスポーツ・ステータス・シンボルとなったことを楽しんでいないわけではない。新しいブルーのエスカレード、iPhone、クローゼットいっぱいになるほどのぎらぎらのスニーカー。しかし他のプレイヤーがオフシーズンにクリスピークリームをがつがつ食べているあいだ、エルスベリーは長いことトレーナーをしてくれているMatt Jamesとトレーニングをしていた。その内容は明かしてくれないが、それは週6日のトレーニング(ウェイト、水泳、ヨガなど)である。

この冬スコット・ボラスを雇ったと同時にヨハン・サンタナのトレード相手として名前が挙がった。「もちろんボストンに残りたいさ。」「トレードのことはラジオやESPNでよく聞くだろ。なんか『え!オレ、トレードされたの?』みたいな。」

エルスベリーには1年半つきあっているガールフレンドがいる。オレゴン出身の23才、今はニューヨークの教育関係の会社で働いている。二人はオレゴンステート大のときから友だちだった。彼女がベビーシッターにメイン州に行ったとき、エルスベリーはAA(メイン州ポートランド)でプレイしていた。「食事しに行って話をしたら楽しかったんだ。もしあのつまんないこと言ってたらつきあってなかっただろうな。」優勝パレードのとき何千人もの女性ファンがエルスベリーにサインを掲げていたが、それを見たら彼女はどう思うと思う?「あれが20分も続くならいい加減面白がらなくなるだろうな。」

彼の取り巻きはオレゴンステートのときから知り合いの連中だ。Blazersの試合を見たり、食事に出かけたり、フットボールの試合見たり。みんなには1つだけルールがある。「決して野球の話はしない。」エルスベリーは言った。「リラックスしたいんだ。。。カラオケ行く夜もあればぼーとする日もある。」レッドソックスのクラブハウスではダスティン・ペドロイアとはライバルのようないい関係を持っている。「あいつがアリゾナステート大にいたときオレたちは一度も勝てなかったって言うんだ。だからお前は一度もカレッジワールドシリーズに行かなかっただろって言ってやるのさ。」

今季、エルスベリーの目標はもっと質を向上させることだ。まだまだ自分を証明しないといけないということを知っている。「中途半端になりたくないんだ。どんどんよくなるぞ。そうすれば結果は出る。」もしも野球をしてないならなにしてた?エルスベリーは瞬きもせずに言った「NFL。ワイドレシーバーだ。」

「本気か?」

ちょっと考えてから言った「それかNBAかな。」

おしまい。

☆ 05年、エルスベリーのいたオレゴンステートはカレッジワールドシリーズ(CWS)に進みました(でも優勝はしなかった。)。ペドロイアはどうしてもCWSに行きたいからと資金がないからと言っていたアリゾナステートに自分の奨学金を返上してもいいからそのお金で優秀な選手を取ってくれと直訴しましたが彼のいる間にCWSへ行くことなくレッドソックスにドラフトされました(04年)。05年にアリゾナステート大がCWSに進んだとき監督はキャップの裏にペドロイアの名前を刻み、CWSでプレイすることなかったペドロイアを想ったという美談を読んだことあります。


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