ウィル・キャロルさんに松坂とジャイロボールについて聞く

ここでも取り上げたようにジャイロボールについては全米一詳しいかもしれないWill Caroll氏にインタビューをしているブロガーがいました。

MW: 松坂を初めて知ったのはいつですか？
WC: ジャイロボールを通じて彼を知った。ジャイロボールについてはここ３年くらい研究しているんだ。そんなとき松坂の名前が挙がった。「おい！こいつを見てみろ」てな。西武はウェブサイトで試合を見せていた。朝早くから１インチのスクリーンで試合を見ていたよ。それで何がわかったかって？自分でもわからない。でもWBCで見てから松坂は僕のお気に入りになったよ。

これって無名のバンドを誰よりも早く発掘したみたいなもんだ。「ちょっとこのバンドを聴いてみろよ！」。松坂は昔から素晴らしいピッチャーだったし、見ていて楽しいがもう３年も彼のことを語ってきたわけだから彼にはメジャーでも同じように素晴らしくなってもらわないと困るわけだ。たまにジャイロボールを投げてくれたら僕としても助かるしな。

MW: あなたは松坂をスカウティングレイトが70,80のピッチャーのように言っているが、それって伊良部みたいじゃないか。日本最高のピッチャーがメジャーで投げるのをみたことがないでしょう。

WC: 君がRob Neyerの記事を読んだか知らないが、考えれば考えるほどRobは正しいと思う。なぜなら野茂は。。。メジャーに来たとき彼がどれだけいいかはわからなかった。しかし彼はきちがいじみた素質を持っていてりっぱに通用した。

それに多くのバッターが野茂の投球に惑わされた。松坂も同じじゃないが頭上でポーズをおくじゃないか。大塚の３ビートの投球にも調子を狂わされたバッターは多い。誰か松坂の投球方法を違法と言い出すんじゃないかと思うね。

MW: それはルールを変えるってことか？僕もそれを思いました。

WC: それが松坂に効果あるとは思えないけどジョー・トーリだったらやるかもな。

WM: （笑）あぁヤンキースなら真っ先に言いそうですね。

WM: 松坂の投球数についてなんだけど、先発のときはいつもブルペンセッションで100球投げると聞いています。投げない日でもキャッチボールしたりするそうですね。それは松坂だけじゃなく日本のピッチャーの特徴のようです。

日本のピッチャーがメジャーに来たとして「そんなに投げるな」といわれるでしょうか。

WC: そうだな。

WM: そう言われてみんな言うこと聞くと思いますか？

WC: 何人かは聞くだろう。佐々木は聞かなかったけどな。チャン・ホー・パークなどはテキサスに行った時ヨがみたいなものをやめさせようとした。でもパークは言うことを聞かずハムストリングを痛めることになってしまった。そして腰にもきてしまったのだ。

（残りは時間があったら訳します）


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