バックホルツがドラフトされるまで
昨日見つけたSIの記事が05年、06年のドラフトについての記事でとっても興味深くて書きたかったんだけど変則的な生活を昨日今日と過ごしたので今になりました。
内容はヤンキースとレッドソックスのライバルはドラフトでも繰り広げられているというものでした。バックホルツ、エスルベリーの部分だけ紹介します。
Joba Chamberlainについて「僕たちはJobaを見逃した。多くのチームも見逃したようにだ。」
同様にヤンキースはClay Buchholzを見逃した。ヤンキースのスカウト、オッペンハイマーは04年にバックホルツが同級生と母親の働く学校でラップトップを29台盗んだことが引っかかってバックホルツをパスした(バックホルツは執行猶予になっている)。その後バックホルツはAngelina Collegeという短大に転校、12勝1敗、1.05 ERAをあげた。
オッペンハイマー「彼みたいのは疑問に思うようなタイプなんだ。コンピューターの事件、短大でピッチング、コマンドはたいしたくとなくてそれほどほしいと思わなかった。」
エプスタインもどうかなと思っていた。スカウト部長のマクロードはボストンはバックホルツを早めにピックすべきと思った。しかしTheoはそうは思わなかった。しまいにはTheoはマクロードに言った。「そこまで獲れというならあわせてくれ。そうしたら安心できる。彼をフェンウェイに連れて来よう。投げさせてみるんだ。そしてほんとに悪いやつかただ悪い間違いを犯したいいやつか見極めよう。」
ドラフトの1週間前、バックホルツはフェンウエイのブルペンで投げた。Theo「彼はすごいものを持っている。」
泥棒したことについてバックホルツは言った「僕はただ見張りをしていただけだ。ばかなことをしたと後悔している。」Theo「僕たちは君を獲ろうと思っている。でももしそうしたらその評価が計られるんだ。君がすこしでもめちゃくちゃにしたら我慢しない。どうして君を信じないといけないか言ってくれないか。」
バックホルツ「なぜなら僕はビッグリーグピッチャーになりたいからです。それは僕にはとても重要です。」
Theoはバックにかけてみようと思った。しかしいつピックするかが問題だ。マクロードはドラ1、23番目にピックすべきと言ったがTheoは反対した。「ドラ1でピックすると彼にはさらに注目が行く。ボストンのメディアはドラ1にはものすごく注目するからな。あいつにはそれはよくない。何があってもサンドイッチラウンドまで待とう。」
エプスタインはこのドラフトがボストンにとってとっても重要なものとわかっていた。レッドソックスは過去数年は「安全な」ピックばかりしていた。なぜならプレイヤー養成システムは未開拓だったからだ。しかし上位ピックを5つもっている05年は安全株ばかり狙う必要はない。「もっとインパクトのある選手を狙うときがきた。」
最初のピックではエルスベリーをピックすることにした。去年のCape Cod Leagueではたいした成績ではんなかったので「2巡ででも獲ろうか」と思っていたのがその後エルスベリーはPac 10で爆発する。
レッドソックスはサンディエゴでエルスベリーとのプライベートなワークアウトをアレンジする。しかし雨が降ったのでジムでのワークアウトに変更せざるを得なかった。エルスベリーは床にあったバスケットボールを見つけダンクを決めた。スカウトはみんな顔を見合わせ「こいつはアメリカで一番アスレチックなやつかもしれないな。」
エスルベリーが23番目にまだいたのでレッドソックスは飛びついた。エルスベリーは言っている「バスケットボールがドラフトに役に立ったな。」もう1つのドラ1ではCraig Hansenをピックしている。
ソックスは次の42番目(ペドロがメッツに行ったための補填ピック)でバックホルツをピックするつもりだった。しかしバックはそのときまで残っているか?Theoはフロリダがバックに興味を持っているのを知っていた。マーリンズはバックを4回(16、22、29、34番)パスしてピッチャーをピックした。もう一つバックに興味を持っていたのはドジャースだった。40番目にドジャースはバックをピックするかもしれない。だが、かわりにLuke Hochevarを選んだ。その名前が発表されたときボストンのドラフトルームでは歓喜の声が起こった。41番目のブレーブスは高校生ピッチャーをピックしレッドソックスがバックホルツを獲ることができた。
ボストンはさらに2つのサンドウィッチピックがあり(45、47)スタンフォードのジェド・ラウリーとマイケル・ボウデンをピックした。ボウデンは高校生のピッチャー、安全なピックばかりしていたら絶対避けていたタイプの選手だ。。。。
ドラフトの日、ファンの実況スレッドを追っていたのですがエルスベリーで喜んだ人はあまりいなかった代わりハンセンをピックしたとき花火が上がって踊るくらいの大騒ぎだったんですけど(契約したときは契約書にサインする写真がネット上に出回ってそれはそれは興奮したもんです)2年したらハンセンについてはほとんど語られなくなってしまっています。さみしいもんです。
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4 件のコメント:
http://sportsillustrated.cnn.com/2008/writers/tom_verducci/03/25/rivalry0331/
リンク先が違っているような・・・。カンセコの記事につながってます。
面白い記事でしたね。SIっぽいかんじで。
カバーにはZimmermanも写ってます。今見返しましたが、05年のドラフトは層が厚いですね。
estoppel.08 さん
リンク先訂正しました。ご指摘ありがとうございます。
カバーはクラス05のエリートばかりですね。昨日買いに行ったらまだ水着特集号しかありませんでした。
SIのリンクの件、
差し出がましいことを申し上げました。
以前から拝見しておりました。
私のブログはこの1月から構想し
2月に始めたのですが、
見てもらえば分かる通り、
こちらのブログに大きな影響を受けています。
いちおうお断りしておこうと思いまして…。
もしご迷惑でなければ、
リンクを張らせて頂きたいのですが、
いかがでしょうか?
いえいえ、ありがとうございました。
パリス・ヒルトンとかくだらないもんがリンク先じゃなくてよかったですw
リンクなら全然構いません。
私も後で時間ができたとき張らせていただきますね。
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