2008-04-01

レッドソックスとファームシステム その2

Boston's now-bountiful farm system had gone fallow

その1

ヘンリー、ワーナー、ルキーノが02年にレッドソックスを買った時、ファームシステムはYawkey Trust CEO ジョン・ハリントンの下、荒地状態だった。

2000年のシーズン後、ハリントンがチームを売ると決めてから、組織は「今勝つ」ムードになっていた。

60年以上にも渡るYawkeyの統治の後、チャンピオンシップタイトルを取って少しでもチームの値段を上げようとした。

GM ダン・ダーケット「チームは売りに出ていた。」「Yawkeyはチームの将来なんて興味なかった。」売るときのビジネスはこんなもんだ。

ドラフトでは大学4年生を獲った。理由は簡単、年を取った選手なら翌年ドラフトにまた入ろうとしないからだ。マイナーリーガーがメジャーリーグに到達しなかったことも問題になった。

養成機関はとても不思議なものだった。90年初頭、モントリオールのGMだったダーケットは生産的なファームを作る手助けした。

ボストンでの初期は同じような収穫があった。ノマー・ガルシアパラをドラフトしている。しかし、最後はダーケットとハリントンでは意見が異なってきた。

ダーケット「ファームシステムは自分のチームで使うためにもできるし、もっといい選手を獲るためのトレードバイトとして使うこともできる。」彼のテニュアの間に養成した選手が03年のカート・シリング、05年のジョシュ・ベケット獲得について使われたことについて触れた。「レッドソックスはマイナーの選手の才能をうまく使い必要だった選手を獲ることができたのだ。」

新しいオーナー陣が02年にクラブを支配権を取った時、レッドソックスはビッグリーガーとトレードバイトのどちらも産み出すファームシステムを作ると宣言した。

02年の夏、ヘンリー氏はレッドソックスには「オークランドA'sの$100ミリオンドルバージョン」になるべきだと言った。今はあらゆる面でその野望は成し遂げられたが、当時は疑念の声も上がった。

ついにオーナーの3人はスモールマーケットから来たのである。ワーナーは90年初頭サンディエゴのファイアセールを統括した。ヘンリーはボストンに来るまではフロリダマーリンズのオーナーだった。01年のペイロールはたったの$38M、メジャーでは5番目に少ない。それはルッキーノがCEOをしたパドレスの1つ下だった。

レッドソックスファンやメディアは彼らのA'sへの憧れがペイロールを小さくするのではと疑った。

TheoがGM就任の際、「スカウトとプレイヤー養成マシン」の作成を宣言する前ですらオーナーはその概念を取り込んでいた。彼らはそれをレッドソックスのペイロールを削減するのではなく、より多くのリソースを使ってチケットに投資しようとしていた(?)

「スカウトとプレイヤーを養成しようという哲学的にも財源的にもはっきりとしたコミットメントがあった。」とベン・チェリントンは言った。「それはヘンリーとラリーがチームを買った瞬間に始まったんだ。そしてそれはTheoがGMについたとき強調された。Theoを雇う過程でそれは強調された。そのコミットメントはゆらぐことはなかった。むしろ毎年強化されていった。」

以前はドラフトではチープに行っていたが、メジャーで2番目に高いペイロールを維持しつつアマチュアプレイヤーへの投資に積極的になった。

レッドソックスは常にできる限り最高の逸材を獲得するようにしている。06年のドラフトでは18巡目に高校生のラース・アンダーソンをドラフトしている。その時点で彼はすでにパワーヒッターではトッププロスペクトと見られていた。

スカウトディレクターのジェイソン・マクロード「ここに来てからオーナーグループ、ラリー、Theoからは最高の選手を獲得できるよう多大なコメットメントとサポートをしてもらっている。」

これらの投資は去年の秋すばらしく見返りがきた。ワールドシリーズ進出決定戦では純粋培養のジョン・レスター、ダスティン・ペドロイア、ジャコビー・エルスベリー、ジョナサン・パペルボンが活躍したのだ。

ダーケット「ファームシステムにとってはすばらしい年だった。ペナントレースの真っ最中、バックホルツのような選手があがってきてノーヒッターをしたんだ。そしてルーキー・オブ・ザ・イヤーのダスティン・ペドロイアもいる。」「そういうキッズがチームに大きなインパクトを与えている。レッドソックスのプレイヤー養成事業はここ数年のヤンキースとの大きな違いだ。」

水面下にいる多数の選手もいて、かつてはつかみどころのなかったゴールを達成したといえる。システムにはボストンでプレイさせる者もトレードチップにする者もいる。これは組織全体のサクセスだ。

「プレイヤー養成についての理念、スカウトについての信条、いい人材を揃える、などのことなら一日中語っていられる。」とチェリントンは言った。「そういうことなしにファームシステムは築けない。またTheoやオーナーのサポートなしにもできない。それがあるから始められるんだ。」


(訳がむずかしくていい加減なところ多々あります。プロの翻訳者じゃないのでご容赦ください。)

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