2011年のドラ1たち 9-16
ドラ1キッズの9番目から16番目までのスカウティングレポートです。
9. Chicago Cubs, Javier Baez, SS, Arlington Country Day HS, Jacksonville, Fla.
バットを振るスピードはとても速く遠くへとばすことができる。今はSSだが将来は3Bへ行くかもしれない。ツールからいうとキャッチャーにもなれるがメイクアップはそれには向かない。フィールド外での振舞いがスカウトによっては敬遠されてもいる。
10. San Diego Padres: Cory Spangenberg, 2B, Indian River (Fla.) JC
俊足で20-80のスケールで70。バントシングルは80回にも及ぶ。左打者としては平均以上のヒッター。いずれさらに力をつけるだろう。腕力は平均以上だがフットワークが内野向きでないとの意見もある。このスピードならCFでもいい。
11. Houston Astros: George Springer, OF, Connecticut
高校生のときはあまり目立たず08年のドラフトではMINが48巡で指名するがコネチカット大へ進学する。そして3年後、カレッジプレイヤーとしては最高の部類に入るまで育っている。カレッジプレイヤーにはめったに見られないスキルセットを兼ね備えていてプラスパワーのバットスピード、腕力もプラス、ランナーとしてもプラスである。しかもCFの守備もいい。去年のCape Cod LeagueではNo.2のプロスペクトだった。まだ荒削りなところもありのびしろはドラフト1かもしれない。
12. Milwaukee Brewers: Taylor Jungmann, RHP, Texas
09年の1年生のとき11勝しカレッジワールドシリーズの決勝でLSU相手に5ヒッターのCGをしている。2年のときテキサス大のエースとして2.54 ERAを記録する。今年になってさらに磨きをかけ0.95 ERAでシーズンを終える。91-93マイル、ときには95マイルのファストボール。スライダーもいい。
13. New York Mets: Brandon Nimmo, OF, East HS, Cheyenne, Wyo.
ワイオミングからドラフトされるってだけで大事だがNimmoはおそらくこれまでで最高位のピックといえるだろう。アスリートしても優秀で短距離では州でも最速であった。09年にフットボールをしていてACLを切り夏は膝にギブスをして野球をした。健康なら足も速くCFにぴったりだが彼の持ち味はスピードだけではない。レフティとしてきれいなスウィングをする。フィールドのどこへでもラインドライブを打つ。ボールを見る目もいい。力をつければダブルをホームランにもできるだろう。アーカンソー大にコミットしているので契約には締め切りぎりぎりまでかかるだろう。
14. Florida Marlins: Jose Fernandez, RHP, Alonso HS, Tampa
フロリダでも彼は目だった。キューバでどれだけ野球をしたかと調査が入ったため今年はほとんど投げていない。スカウトは彼を自信に満ちていると見ている。年齢詐称を疑う人もいる。しかも今年夏には19才になる。球種は3種類。90-95マイルのファストボールと深く落ちる変化球2種だ。スライダーはシャープだし、カーブはたまに12-6の変化を見せる。
15. Milwaukee Brewers: Jed Bradley, LHP, Georgia Tech
高校生のときはドラフトされなかったがカレッジでは3年ほとんどローテーションに入っていた。190パウンドの身体は224パウンドまでになった。去年のCape CodではプロスペクトNo. 4で三振数ではリーグ1だった。力強くはないが空振させることができる。ファストボールは88-94マイル、95までいくときもある。80マイルのスライダーはプラスでチェンジアップは80マイルほど。ドラフトが近づくにつれパフォーマンスが下降気味となっていたがドラ115以内にはピックされるだろうとスカウトは見ていた。
16. Los Angeles Dodgers: Chris Reed, LHP, Stanford
ファストボールは89-91マイルだが92-94、96までいくときもある。パワースライダーと平均以上のチェンジアップ。しかし全体的に安定させる必要はある。これは経験を積めばなんとかなるだろう。スタンフォードでは68イニングしか投げておらず先発は1試合だけだ。プロ入りしたらスターターと見るチームもある。
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